渋谷駅の待ち合わせ場所の定番と言えばハチ公。
待ち合わせの場所としてはあまりにも有名で、
ハチ公像の周りには人だかりできて、
相手を探すのに一苦労する。
そのためさらに細かく場所を指定しないと相手を見つけにくい。
ハチ公はご存じのとおり秋田で生まれた秋田犬で
1924(大正13)年から東京帝国大(今の東京大学)農学部の教授、
上野英三郎に飼われ、家の門まで上野を見送り、
時には最寄りの渋谷駅まで送り迎えをしたこともあったそうだ。
飼われ始めて1年後に上野英三郎は急逝し、
主人が亡くなった後でも毎日のように渋谷駅で
待ち続けてたそうだった。この話に人々に感銘を受けて、
銅像を造られたものである。
1934(昭和9)年に渋谷駅の銅像が建てられ、
ハチ公の立会いのもと除幕式が行われた。
銅像が建てられた翌年に亡くなった。
ハチ公は上野が眠る青山墓地に骨を埋めて、
亡骸は剥製され上野の国立博物館に大切に保管されています。
ハチ公像は悲しいことに太平洋戦争中に金属不足を補うため
銅像は供出され、一度は姿を消したが
1948(昭和23)年に再建された。
現在の銅像は2代目となる。
ハチ公が生まれた秋田県大館市にもハチ公の銅像はあります。
ハチ公の銅像は渋谷駅の待ち合わせの定番ですが、
最近は主役が代わりつつある。
半蔵門線と田園都市線の8番出口の隣に東急の5000系5001号車、
通称青ガエル電車が堂々と真中に置かれ、
ハチ公から青ガエル電車に待ち合わせの定番になりつつある。
東急電車の名車だけにボディカットなど一部改造したため
鉄道ファンからブーイングの声が出たが、
緑色の電車だけに、
分りやすいということもいうこともあり人だかりできている。
青ガエル電車が置かれても渋谷駅の待ち合わせの定番は
やっぱりハチ公なのかもしれない。
当のハチ公はどう見つめているのかな?
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