
銀座といえば、デパートや老舗店、
バー、クラブや画廊、そしてブランド店など
どこか敷居が高く高級感がある街のイメージを思い浮かべます。
銀座にはパチコン屋や家電量販店は無く、
カラオケ店やファーストフード店などは少ない。

銀座に庶民的な銭湯なんて無いだろうと思われますが、
銭湯はしっかりと銀座にあるのです。
家に風呂なんて当たり前の時代に銭湯なんてなかなか見かけないのに、
銀座に2件の銭湯があります。
1件目は銀座一丁目にある「銀座湯」、
銀座八丁目にある「金春湯」(こんぱるゆ)です。
かつては銀座周辺に住人が住んでいて、沢山銭湯があったそうで、
今ではかろうじて2件が今でも残っています。
銭湯と言えば煙突が付き物ですが、
さすが大都会銀座なのでどちらもビルの中で営業しています。
その中の一つ「金春湯」は1863(文久3)年にこの地で開業して、
140年以上の歴史のある銭湯です。
現在の建物は1957(昭和32)年に建てられた5階建てビルで、
当時としてはビルの中にある銭湯として珍しかったそうです。
かつては銀座周辺の住人が銭湯を利用されていたそうで、
さすがに住人はほとんどいないため、
近くの飲食店で働く人たちが、開店前や開店後に利用するそうだ。

今では銭湯ほとんど見かけなくなりましたが、
高級なイメージの銀座で庶民的な銭湯があることは
何かホッとしますね。
金春湯
東京都中央区銀座8-7-5
