
東京駅丸の内口に建つ東京中央郵便局。
日本で最も重要な中央郵便局として有名ですが、
局舎の保存か建て替えを巡って是非が起こっている。
1933(昭和8)年に吉田鉄郎によって建てられた建物で、
日本らしさが残るデザインとして最高傑作の建物でした。
東京駅の目の前にあるだけにランドマーク的な建物で、
歴史的価値の高いため建て替えか保存か
民営化前後に意見が出ていました。

駅前の一等地にあるのだから高層ビルを建てればいいとう推進派と
優れた近代建築を重要文化財として保存すべきの
保存派と意見が割れていた。
肝心の日本郵政は外観の一部を残し、
地上38階、高さ200mの高層ビルJPタワーを建てる
2011年に完成を目指すという。
要は日本郵政は建て替え推進派と保存派の間をとり、
歴史的価値と賃貸収入の利益向上をとり、
美味しい部分ととったというわけだ。

歴史的価値と高層ビルの共存で流れが進み
既に工事が始まったのですが、
ところが鳩山総務大臣が「中央郵便局は重要文化財に値する」と
保存するよう明言し、この動きにまったをかけたのです。
旧局舎は改築工事のため解体工事始まっており、
現場を訪れた鳩山総務大臣は烈火のごとく怒り、
「重要文化財の価値を有する建物を再開発で取り壊すのは、
トキを焼き鳥にして食べるようなもの」と発言し、
中央郵便局舎の問題は今後紆余曲折しそうだ。
そもそも保存するかどうか議論しないから、
うやむやになる訳で、
国会の審議は真剣に議論していなんだなと改めて思う。
私の意見は外観の周りを保存して
中間部分を高層ビルを建てるのが一番いいかな。
