
目黒区の北端に位置する駒場。
東には渋谷の高級住宅街の一つ松濤。
西には若者に人気タウンである下北。
そして南には池尻大橋と囲まれた閑静な住宅街として
知られています。
また東京大学駒場キャンパスがあることでも有名です。



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その東大教養学部の隣に
駒場公園という立派な公園があります。
4ヘクタールある広大な区立公園なのですが、
元々は旧加賀藩主前田家16代当主前田利為の邸宅で
お屋敷を庭園公園にしたものなんです。
駒場公園には旧前田侯爵邸洋館、
和館と日本近代文学館があります。






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前田侯爵がこの地に邸宅をかまえたのは1929(昭和4)年に
欧州建築の粋を集めて建設されたものだそだ。
イギリスのチューダー式をとりいれ、
東洋一の邸宅と称されてました。
チューダー式はイギリス後期のゴシック様式を
簡略化したもので、玄関ポーチ扁平アーチを特徴にしています。
外壁にはスクラッチ・タイル貼り。
モダンでシックな高級豪邸ですね。




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内部は王朝風の装飾で、各室はイタリア産大理石による
マントルピースや角柱、壁にはフランス産絹織物や壁紙を貼り、
イギリス家具などを配したヨーロッパ調。
なんと贅沢なつくりなんでしょうか。




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華々しい社交の場となったこの優雅な豪邸も、
第二次大戦中の前田侯爵の不慮の死ののち私人の手に渡り、
終戦とともに占領軍に接収されました。
1957(昭和32)年10月に接収が解除されるまでの12年間は、
連合軍司令官の官邸などとして使われました。
その後、1964(昭和39)年に東京都の所有となり
1967(昭和42)年に東京都が公園として開園し、
1975(昭和50)年4月から目黒区に移管されました。





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洋館の裏手も広々とした芝生の庭園でゆったりとしてます。




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洋館に隣接する和館は1930(昭和5)年に完成し、
書院づくりの屋和風屋敷で、自然の巨木を生かし、
名石をあしらった幽すいな奥庭や、
芝生の広場が設けられました。
一階の二部屋のみ開放されていて、
庭を望みながらゆったり安らぎの中でくつろげます。







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ゆったりとした庭園と前田家の邸宅から
上流社会を偲ぶことができる史跡なので
ため息がでそうな散策してみてはいかがでしょうか。
洋館は土日祝のみ開館なので平日にはご注意を
目黒区立駒場公園所在地・東京都目黒区駒場4-3-55
電話・03-5320-6862
開園時間・9:00〜16:30(和館は16:00まで)
休園日・月(月曜日が祝日と重なる場合はその翌日)
旧前田侯爵邸洋館
開館時間・土・日・祝祭日のみの9:00〜16:30
アクセス
京王井の頭線駒場東大前駅より徒歩8分
小田急線東北沢駅より徒歩13分
MAP
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posted by Na’See at 23:43| 東京 ☀|
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