
東武伊勢崎線のターミナル駅である浅草駅。
都内の私鉄で唯一JRと接続してないターミナル駅でもあり
首都圏初のターミナルデパート駅として有名です。


関西の私鉄では○○電車と称号を使われますが、
関東の私鉄で堂々と東武電車と名乗っていはここだけ。
東武浅草駅の駅ビルは1931(昭和6)年に完成し、
駅ビル完成時から松屋が入っている。
首都圏のターミナルデパートの先駆け的存在だったのですが、
東武鉄道が浅草に乗り入れるために苦難がありました。
昭和初期の浅草は東京で一番の繁華街で、
そこに我が私鉄のターミナル駅を設置しようと、
京成電鉄と争った歴史がある。
東武と京成はどちらも浅草に駅を設けたいと争奪戦が起きたのだが、
東武が浅草乗り入れに有利になった時に、
京成は何を焦ったのか汚職事件を起こし、
当時の京成の社長が逮捕される事件に発展した。
これが「京成電車疑獄事件」で京成は浅草乗り入れを断念し、
日暮里経由で上野に乗り入れ、押上線は長い間押上どまりになった。
この事件の30年後の1960(昭和35)年に
都営浅草線と相互乗り入れがを開始し、
悲願の浅草乗り入れを果たした。


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東武浅草駅の竣工当時はネオ・ルネッサンス様式でしたが、
現在は外壁の大部分がカーテンウォールで隠されていますが、
商品搬入口のある裏側の壁は若干ですが、垣間見れる。




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1階は切符売り場で2階に乗り場があるのですが、
東武浅草駅は建物狭さの影響で大変危険な駅でもあるのです。
5つの乗り場があるのですが、
ホームと車体にできる隙間が危ないのだ。
東武浅草駅はほぼ隅田川に並行に位置して、
駅を出てすぐに隅田川を渡る鉄橋があるためホーム先端が急カーブで
ホームはまるで針のように先端に行くほど狭くなっている。
そのため小さな子どもが入れそうな大きな隙間もできる。
特急乗り場のホームはステップがないと降りられない。


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隙間だけでなくホームの有効長さも
6両編成(1番線で8両編成は停車可能ですが、
業平橋より2両はドアカット)がやっとで
それ以上伸ばすことができない。
開業当時は4両編成で十分対応できたのだが、
しだいに沿線の人口が増え4両から6両と伸ばすという
先を見越すことを想定してなかったため
このような構造となったのではと考えられる。


6両編成でも2番のりば先頭車両に行くほど危ない。
1、2両目へ行く途中に柱があり、しまも大きな隙間があるため
進入時はとれも歩けない、
電車が止まっていても人一人があるくのがやっと。
しかもホームと電車に段差と隙間があるため
足元を注意しないと怪我しそうだ。。。。。。

開業から75年以上建っていて、建て替えという話もあるが、
伊勢崎線の運行だけではなく、
松屋の営業も考慮しなければならないことが
あるため建て替えは難しい。
このように東武浅草駅は危険だらけで、
北千住駅で車両の切り離しや、日比谷線と半蔵門線に接続し、
混雑回避や柵を設けたり、
足元注意アナウンスをしたり安全対策に務めているが、
それでも対応しきれない部分もあるため、
乗客自ら注意して乗り降りしなければならない。


東武浅草駅をご利用の際には足元にご注意を。
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posted by Na’See at 00:33| 東京 ☀|
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