
歌舞伎の殿堂である歌舞伎座。
東銀座の歌舞伎座は1889年に開場し、
何度か建替え・改築を行い1951(昭和26)年に建てられた。
現在の歌舞伎座は4代目となる。





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桃山風の外観の趣は歌舞伎の聖地でしたが、
建物の老朽化が目立ち、来年の4月で建て替えのため閉鎖し、
新しい歌舞伎座として建て替えられる。





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この程、建て替え後の歌舞伎座の概要が正式に発表されました。
歌舞伎の聖地を配慮して桃山風の外観を継承した劇場棟と
高さ135メートル、地上29階建の高層オフィスビル棟で構成された
複合ビルとなる。





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5代目の歌舞伎座は4階建て。
席数は1859席で桟敷や幕見席なども併設され、
現在の歌舞伎座と同規模となる。
新たにエレベーターやエスカレーターを設置し、
バリアフリー化された劇場になる。
歌舞伎座の建て替えの是非で問われた外観は
歌舞伎座の特徴である瓦屋根、唐破風、欄干などは
現在の部材を可能な限り再利用され
現在の歌舞伎座そのままに継承される。
劇場棟の背後にオフィスビルが建ち、地下部分で東銀座駅と直結する。
さらに歌舞伎文化を伝える歌舞伎アカデミーやギャラリーや
防災拠点や屋上庭園を新たに設けらられる。

5代目の歌舞伎座は2013(平成25)年の春に完成予定です。
歌舞伎座の建て替え期間中の公演は近隣の新橋演舞場で上演される。

歴史的の価値のある建物だけに保存してほしいものだが、
建物の裏側をみると老朽化が目立っていた。
さらにバリアフリーの観点から整っていないこともあり
建て替えは避けて通れない問題だったのでしょう。
4代目の歌舞伎座はいよいよ
見納めのカウントダウンが始まっています。

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